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公立図書館事件

2012/05/15 18:58

 

 憲法演習の授業、受けてきました。

 まず設問1。本問では市立図書館の司書によって、除籍基準に該当しないのに違法に自己の著作物が除籍、廃棄されたとして、それによって精神的苦痛を被ったとして、その著作者が、国家賠償法1条1項に基づき、市を相手取って、損害賠償請求訴訟を起こすことが考えられます。

 その上で、その著者は、自分の憲法上のどういう権利なり利益が侵されたと主張できるか。

 著者は、著作物を通して、自己の思想や意見、考え方を、広く世間に流布させる利益が侵されたと主張します。そして、それは憲法19条(思想信条の自由)、21条1項(表現の自由)です。直接的には、表現の自由が侵されたというでしょう。

 それに対して、被告(市)は、表現の自由は消極的自由権であり、それをもってして即国家に行為を請求できる積極的自由権ではない。ゆえに、表現の自由が侵されたということをもってして、すぐに公権力に何か求められるものではないと反論します。

 また、図書館は、自己が所蔵する図書に関しては、その扱いにおいて広範な裁量権をもっており、たとえ除籍基準違反があったとしても、それはあくまでも図書館内部における問題であって

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三上・2

2012/05/15 00:05

 

 私はこれまでこのドラマをつまらない、つまらないといってきましたが、自分の価値観だけが絶対のものでないことは、この一事からもよくわかります。

 以前、私の母方の祖母の家系は、平重盛までさかのぼるといいましたが、やはり、私たちは平家の子孫なのでしょうか? これまでこのブログで再三言わせてもらいましたが、私も、NHKの大河ドラマ『新平家物語』をみたのは、小学1年生でした。(昭和47年)本当に感動しましたね。それとともに、テーマ曲を聴くと、まだ見たこともないような光景、すなわち、壇の裏に夕日が沈んでいく光景が見えてきて、なんだかとても不思議な気持ちにとりつかれたような気がしたものです。

 甥も、『平清盛』のなかに同じようなものを見ているのでしょうか? 本当に不思議です。

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三上

2012/05/14 23:58

 

 大河ドラマ、いよいよ保元の乱が近づいてきましたね。ストーリーが複雑でよくわかりません。

 NHKは、『平清盛』の視聴率が思いのほか低いので、ドラマの最初に登場人物たちの解説に力を入れ始めたようです。今頃遅いと思いますね。もうすでに、ほとんどの人の頭はゴッチャゴッチャです。

 ところで、批判するのは簡単です。

 では、保元の乱は、どう描けばわかりやすくなるのでしょうか? これが今の私の関心事です。

 これに関しては、私にも今のところ、これといったアイディアはありません。

 ただ、鳥羽院役の三上なんとかとかいう役者が、陰鬱すぎるのではないでしょうか? 思いきってコミカルな俳優に変えたほうがいい。べつに理由はありません。とにかく、見ていてもっと面白い役者に変えるのです。(三上さんファンには悪いのですが)

 ところで、先日母から聞いてビックリしたのですが、私の甥(現8歳。小学3年生)が『平清盛』の大ファンで、なんと土曜日の再放送も必ず見るそうです。

 ビックリしました。まだ小学3年生なのに再放送まで欠かさずみるとは! 私はこれまでこのドラマをつまらない、つまらないといってきましたが、

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公立図書館・図書廃棄事件・2

2012/05/14 19:39

 

 誰のどんな行為が、誰のどんな権利ないしは法律上保護されるべき利益を侵害したかという形式でまとめると、

司書(公立図書館の)の、除籍基準に合わない事由で、すなわち、単に自己のその思想に対する否定的価値観や反感から、何冊かの書籍を除籍処分にし廃棄した行為によって、

その書籍の著作者の、

1:思想信条の自由が(憲法19条)

2:表現の自由が(憲法21条1項・2項

3:その著作者が自己の著作物に対して有している著作者としての人格権が(憲法13条)

4:他の著作者と平等に扱われてよう権利(憲法14条)

5:名誉権が(憲法13条の人格権から派生する)

が侵された、となります。

 これによって、著作者(1)は、国家賠償法1条1項に基づいて、その市立図書館が属している市(Y1)を訴え、損害賠償請求をすることになります。

 これに対して市は、たしかに司書は、図書館の財産である蔵書を勝手に処分した点については違法であり、図書館に対して責任を生ずるが、著作者に対してはなんら責任を負わないものと抗弁することになるでしょう。なぜならば、べつに著作者と直接何らかの関係にあるわけではないからです。法律上の義務はない

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公立図書館・図書廃棄事件

2012/05/14 07:47

 

 今週の憲法演習の課題は、公立図書館で、司書が、自分の個人的価値観から、その価値に合わない著者の著作物で図書館に所蔵されているものを、何点か勝手に除籍処理をして、廃棄してしまった。そして、そのことを知ったその本の著者が怒っている。

 また、最近話題になったモデル小説が、書かれた人のプライバシーや人格権を傷つけるかも知れないからということで、この場合は、図書館長の許可をもらって、非公開処分にされてしまった。そのことを知った著者が、不満がっている。

 「これらの著者たちは、どのような訴訟を起こせるか? そして、どのような憲法上の主張を行えるか、相手側の反論も踏まえて、論じなさい」

という問題です。

 また、2番目の問題として、「第三者は、どのような訴訟を起こせて、どのような憲法上の主張を行えるか検討しなさい」です。

 まず、図書を廃棄されてしまった著者は、廃棄処分の取消訴訟を起こせるのではないかと思います。でも、処分が取り消されただけでは何にもならないので、「再び同じ本を買って所蔵せよ」という義務付け訴訟を併せて起こせるのではないかと思います。取消訴訟が無理なら無効確認訴訟になるのではないかと思います。

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ドラマツルギー(中心性と多様性)

2012/05/13 16:25

 

 やっぱり、ドラマで描くのだったら、「清盛ー頼朝ー義経」のラインをはずすべきじゃないでしょうね。清盛を主人公にもってきちゃうと、吉川英治の『新平家物語』のラインでいくのならいいのだけど、『平家物語』に依拠せず、まったく新しい清盛像をつくろうとするとどうなのかなあ・・・

 NHKは清盛を古いものをこわしていく「改革者」として描こうとしているようですが、清盛って本当に改革者なんですか? たしかに、自分の出世のため、一門の繁栄のために尽力していたと思いますが。でも、それは本当に「武士階級」全体のためだったのですか? それはやっぱり、頼朝であるような気がするなあ。

 それから、あのドラマは、清盛を必ずしも中心に描いていない。もうひとつ大きな渦として、朝廷がある。その中心はやはり、鳥羽院でしょう。

 朝廷の複雑な人間関係がまたわかりにくくて、不評を呼んでいるようですね。うちの母も、「なんだか話がこんがらがってよくわからないわ」と言っています。

 たしかに、シェークスピアは、『お気に召すままで』で、「世界は大きなひとつの舞台。我々はみな役者」と言っています。でも、彼はいつも中心を一つに定めていたと思います。

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経盛たち

2012/05/13 10:15

 

 『平清盛』で、経盛や教盛、頼盛らのセリフが多くなってきているような気がします。のんびりした性格の経盛、正室・宗子の子であり、異母兄・経盛・教盛よりも格が高い頼盛。頼盛は顔が小さくて、とても端正です。

 それはいいのですが、少し心配なことがあります。なぜならば、そういう人たちを描いて物語がどれくらい面白くなるのか私にはよくわからないからです。

 平清盛はまさに主役級の人物です。それから、源頼朝、義経も。

 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。あるいは、坂本龍馬、西郷隆盛、土方歳三、近藤勇、沖田総司。

 これらは、歴史上の主役級の人物です。まさにこの人ひとりでも、十分にドラマができるような人たちです。

 これに、こういう人たちがいるから、忘れられないで私たちの記憶のなかに存在し続けることのできる人物たちがいます。

 たとえば、源範頼は、頼朝や義経がいて、その関係で出てくるから忘れられないでいる人物の一人だと思います。もしも頼朝や義経がいなければ、範頼なんかも、研究者以外の間では忘れ去られていたことでしょう。

 経盛や教盛、頼盛たちも、あくまでも主役・清盛を引き立てるためにいるのならいいのですが、

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キリエ・エレイソン

2012/05/11 14:30

 

 ここ何日間か、モーツァルトの『レクイエム』の第二曲目の「キリエ・エレイソン」の部分が、繰り返し頭のなかを流れます。知っていますか? 「キリエ・エレイソン」の部分。いい曲ですよね。

 あれはヘンデルのマネをしているんだそうですね。たしかに、ヘンデルの『メサイア』とかには、似たような曲があったと思います。もちろん、モーツァルトのことですから、単なるマネをしたというわけではなく、ヘンデルのポリフォニー(多声)な合唱曲をアレンジして、それをなおモーツァルト風に仕立てているわけです。

 わたし、あれを聞いていて、なんだか館が火事で燃えているような光景を思い浮かべるんですよね。火事でごうごう燃えている館(mansion )を。窓からはもうもうと黒煙の出ている。

 というか、第一曲目のイントロダクションの部分で、館のなかが映し出されて、徐々に煙がいぶし出され始め、やがて、ボッ、ボッ、とあちらこちらで発火を始めるんです。

 炎がめらめらと天井をなめ・・・

 そして、第二曲の「キリエ」に入って、外から館がもうもうと燃えている光景が映し出されます。

 館はこれから死のうとしている人間のからだを象徴しています。

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ヘルマン・ヘッセと帰郷

2012/05/11 13:46

 

 ほっと一息。今、自習室の私の机のところに座っています。今年から自習室を去年よりかはよく活用することにしたんですよね。空き時間が多いから。

 机や棚の上にたまっていた黒いススを、水ぶき雑巾でふきとって一息です。

 5月中旬にさしかかっていますね。暑すぎもなく寒くもなく、いい陽気です。本当に気分がくつろぎます。

 こんな5月の陽気のなかにいると、思い出すのはやはり、むかし、ヘッセの小説に没頭していた頃ですね。なぜか『デミアン』も『荒野のおおかみ』も、このくらいの時期に読んだと思います。

 私は、『青春はうるわし』の最初の部分がとても好きです。日本語の訳もいいけど、ドイツ語の原文が好きです。また、私にもわかる程度のドイツ語です。

 むかし色んなことがあって村を出た青年が、いっぱしの社会人になって故郷に戻ってくるんですよね。

 お父さんもだいぶ年をとってしまったけど、それでもひそかに息子の帰郷を喜んでいます。

 昔はあんなに辛いことばかりだったのに、今は、すべてのものが、その青年を、昔のままでありながらも、暖かく迎えてくれるような気がします。その雰囲気に青年は、ほっとくつろぎと懐かしさを覚えます。

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梅ちゃん先生・お父さん・5

2012/05/10 17:43

 

 明治時代に輸入されたドイツ法学の概念を、非常に杓子定規に展開している法論もずいぶんあるようです。しかも、東京帝国大学の先生なんかが展開するものだから、誰もおそれ多くて反論できず、今日もそのままの形で教科書にのっているパターンがけっこうあるようです。

 最近になって、ようやくそうした合理主義の金縛りにあったような法論に批判が加えられ、もっと柔軟に、より実質的に新しい説を立てるということが行われています。

 だからこそ、法律学の試験でも、杓子定規で形式的な答案がいかに先生たちから嫌われているか、容易に想像がつきます。

 先生たちが求めている答案は、基礎的知識を理解し、基本判例を押さえながらも、しっかりと実質的な思考がなされていて、柔軟な法解釈がなされている答案だと思うのです。

 とにかく、杓子定規で、「有名な先生がこう言っているから」という答案ではダメだと思うのです。

 まあ、だいぶ話がそれてしまいましたが、『梅ちゃん先生』、時々みていますが、面白いですね。

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